責任
STEM に命を吹き込む: 地域での取り組み
工学というと型にはまったものだと考える人がいますが、ティムケンのアプリケーション エンジニアであるジョアンナ・ハリシーにとっては創造性が最も重要なことです。「私たちは確かに確立されたプロセスと発見に基づいて物事を構築しますが、何か新しいことをやるときは、独創的なプロセスが必要です」と彼女は言います。
米国にわずか十一か所しかない NASA ビジターセンターの一つである五大湖科学センターでボランティアをしている彼女は、このアプローチで取り組みます。スタッフとボランティアたちの創造性のおかげで、毎年 30万人を超える訪問者は、科学、技術、工学、数学 (STEM) を楽しむことができます。
五大湖科学センターでは公立高校のプログラムが行われており、巨大スクリーンがあるドームシアターなど、子供や家族向けの数百の体験型展示物やプログラムがあります。これらはすべて、地域のビジネスリーダー、企業スポンサー、政府のパートナー、そして献身的なボランティアチームの支援によって実現可能となっています。
進化するダイナミックな協力関係
ティムケンの技術担当副部長であるダグ・スミス は、科学センターの役員会のメンバーであり、ティムケンとの協力関係を主導しています。ティムケンは、幼稚園から 6 年生までの子供たちを対象とした、冬休みと夏休みのCamp Curiosity(好奇心のキャンプ)を後援しており、経営陣は従業員たちがさまざまな方法でボランティア活動をするよう奨励しています。
「ティムケンのボランティアたちは、私たちと一緒にプログラムを考えるのが特に上手です」と五大湖科学センターの社長兼 CEO のカーステン・エレンボーゲン氏は言います。「この協力関係は、 火星探査車に搭載されるティムケンベアリング を特集した2013年の展示から始まり、ティムケンの作品をCamp Curiosity(好奇心のキャンプ)や、製造に関する日、その他のSTEMプログラムに統合するというダイナミックな関係に発展しました。」
ハリシーのようなボランティアは、時間、エネルギー、スキルを提供します。「私たちは、自分の仕事について熱心に話し、学生や一般の人々と交流できるボランティアたちが大好きです」とエレンボーゲン氏は言います。「また、一般の人々と関わるのに不可欠な、複雑なインタラクティブ型の展示物の開発や再設計を手伝い、舞台裏で貢献するボランティアの方々にも感謝しています」
すべての人に STEM の機会を提供する
ハリシーにとって、献身することは彼女の生き方です。5 年前にティムケンに入社したとき、彼女はすぐに ティムケンのヤングプロフェッショナル ネットワーク に参加し、 ユナイテッドウェイ、Habitat for Humanity(家を建築したり改築する団体) 、 1 日エンジニア、そして五大湖科学センターにも参加しました。 「正直、他の人に与えるとき、より自分らしさを感じられます」と彼女は言います。
科学センターの魅力の一つは、通常ならここを利用することがないような子供たちにも、 STEMプログラムの機会を提供することです。「自分が尊重されていると感じるような活動に取り組んでいないために、チャンスを失ってしまう子供たちがいますが、それはオハイオ州北東部にいる私たちが、地域での役割を果たせていないということを意味します」とエレンボーゲン氏は言います。
アメリカ先住民族のコミュニティと密な関係を持つ者として、ハリシーもその意見に同意しています。「誰もがそのときの状況や、学校や家族環境によって制限されたり無視されたりするべきではないと思います」と彼女は言います。「問題を解決するためにさまざまな背景の人々が集まるとき、彼らは必然的に、同質な人たちが集まるグループよりも優れた解決策を思いつきます。」
次世代のエンジニアにインスピレーションを与える
多様性 は、科学センターを支援する企業にとって重要な考慮事項です。科学センターは、これらの企業の力を借りて、将来の技術革新のきっかけとなる独創的なアイディアを持つ若いエンジニアや科学者たちにインスピレーションを与えています。
NextGen STEMナイトのようなプログラムは、10 代の若者がハリシーのような人に指導してもらう機会を提供します。「子供たちが行きたい場所に到達できるよう、さまざまな道をすべて見せてあげるべきです」と彼女は言います。「早い段階でこうした会話をすることも重要です。『私にできたのだから、あなたにもできますよ。その工程であなたを助けてくれる人々やリソースがありますよ』と言うのです。」
ティムケンのボランティアたちは、レブロン・ジェームス・ファミリー財団とオハイオ州アクロンの公立学校が提携して行っている I PROMISE スクールでも、若いイノベーターたちと協力しています。 続きを読む
Published: 2023/09/29